よみびと知らずの手記

日々云いたくても云えないような事や個人的な趣味等を、誰を気にするでも無く放言していくブログです。

命短し。時間が経つのが早いです。

早いもので、令和を迎えてから一ヶ月が経った。

2019年もすでに5ヶ月が経過しており、上半期も終盤に差し掛かっている。

年々、月日の経つのが早く感じる。

私が子供のころは、一年がとても長いものだった。

両親が、「一年あっという間だなぁ」なんて言っているのを聞いて、

「そんなことない。十分長かったよ」と心の中で思っていたものだ。

それが20台も半ばを過ぎたあたりからか、時間が経つのが早いと思うようになった。

特に、休日は一瞬だ。

遣りたいことをこなすには、時間が足らない。

昔の人は、「光陰矢のごとし」だとか「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」また「少年老いやすく学成り難し。一寸の光陰軽んずべからず」なんて言っていたけれど、

なるほど、この年になってようやくそれらの言葉が身に染みて感じるようになった。

古典は年齢を重ねるほど、その言葉が心に響く。

古典の価値というものを改めて感じた。


閑話休題


世の中には「ジャネーの法則」というものがあるらしい。

ジャネーの法則とは、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネが著作で紹介した法則。

(中略)

簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)と主張したものである。

例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。

引用:Wikipedia


この法則に従うと、人生80年として、4歳から記憶が始まっていると仮定した場合、

人生の折り返しを体感で考えると、なんと19歳になるのだとか。

これに従うと、私の人生はもはや余生といえるのかのかもしれない。

この説が必ずしも正しい訳ではないし、19歳が人生の折り返しと言われた所でどうにもピンとこない。

しかしながら、私個人としては全くのデタラメというのでも無いように思える。



大学生の頃、教授が言っていた事を思い出した。

誰かが、10代の頃と比べて時間が経つのが速く感じると言ったのを聞いてこう答えていた。


「年をとるとね、もっと早く感じるよ。

仮に10代の頃の時間の経過を平坦な道を歩いているものだとしたら、20代は全力で走っていくような感じだね。

30になったら坂道を駆け降りるようなもので、40になったら自転車でくだっていくような感覚だよ。」


時折、この言葉を思い出す。

私も気がつけば還暦を迎えていた、なんてことになるかもしれない。

いや、おそらくなるのだろう。

だからこそ、貴重な時間を無駄にしないように心掛けるのだ。


You Only Live Once


人生は一度きりである。


そんな感傷とも言えないことをつらつらと考えていたら、時間が大分たっていて驚いた。

時間の大切さを感じた。