お客様は神様なのか?
店員に横柄な態度をとる人を見ると、憤りを感じる。
「何でこの人は、こんなに偉そうなんだろう?」
私は不思議でたまらない。
「お客様は神様」という文句がある。
横柄な態度をとる人は、その意識があるからこそ、強気に出ているのだろう。
けれど「お客様は神様」というのは、あくまで店側の考えであって、客側の考えでは無いと思う。
客は、お金を払うことで、「物やサービスを店から提供して貰っている」という考えを持つ方が良いと、私は思う。
なぜなら、例え100万円積もうが、1千万円積もうが、はたまた1億円積もうが、店から
「あなたには幾らお金を積まれようと何も提供しません。」
と言われれば、店が販売している物やサービスを、仮に喉から手が出るほど欲していたとしても、一切受けられ無いのである。
もちろん、支払った金銭に対して店側がきちんとした物やサービスを提供せず、客をぞんざいに扱うようなら、当然この限りではない。
でも、できることなら、心穏やかに過ごしたい。
ただ現実として、お金は払う者と受け取る者の間に力関係を作る。
今の世の中にあって、お金は絶大な力である。
だから、お金を払う側が気を大きくしてしまうのだろう。
けれど、私はそうなりたくない。
だって、私が店員だったら、そんな横柄な客は嫌だもの。
お金が絡んでいる以上、お店と客は完全に対等とは言いがたいかもしれい。
けれど、それでも対等だという気持ちでお互いに接していたいと思う。
皆さん、優しいほうがお好きでしょ?