WILDSWANSのトートバッグDRUCKER(ドラッカー)
皆さんは、どんなバッグを使っていますか?
私は、シンプルなデザインのものが好きなのですが、シンプルながらも個性を出したいという欲張りな心から、なかなか「これだ!」というバッグに巡り会えませんでした。
しかし、数ヶ月前に、私はついに出会ったのです。
そのトートバッグとはこちら!
WILDSWANSのDRUCKER(ドラッカー)というトートバッグです!
WILDSWANSとは
WILDSWANSは、十年後、二十年も使い続けられるような物作りをコンセプトに1998年にスタートした日本の革工房です。
選び抜かれた質の高いレザー、丁寧に処理された美しいコバや均一に施された綺麗なステッチは大変素晴らしく、その品質の高さから、レザーマニアからも高い評価を受けています。
WILDSWANSについては以前、フルグレインブライドルレザーの財布を紹介した時に書いたので、WILDSWANSについてより詳しく知りたい方はそちらの記事のブランド紹介のところを参照ください。↓
ドラッカーについて
ドラッカーはワイルドスワンズが製作しているトートバッグです。
ハンドルの付け根部分にある革パーツや両端のすぼめられたような特徴的なそのデザインは、硬質なレザーの質感とは裏腹に、曲線的な美しさを纏っており、漂う洒落感は、優雅さを感じさせます。
使用しているレザーは、ベルギーのタンナー、マシュア社のサドルプルアップというレザーなのですが、重くなりすぎないようにドラッカーの場合は本来のサドルプルアップよりも革の厚みが少し薄く設定されているようです。
金具の部分に関しては、ワイルドスワンズのオリジナルの物を使用しています。
鞄の底には底錨が五つ付いており、地面などに置く際に革が接地しないため、汚れる心配がありません。
ライニングは、WILDSWANSオリジナルのコットン生地のものをしようしています。少しザラつきがある生地で落ち着いたデザインとなっています。
内側にはファスナーポケットが1つ設けられています。
カラーについては、現在ブラックとチョコの2色展開となっています。
以前はカーキとネイビーも展開していたのですが、残念ながら現在は廃番となっています。
持ち手に関しては長めに作られているので、肩掛けすることもできます。
サドルプルアップについて
サドルプルアップは、ベルギーのマシュア社が製作しているレザーになります。
以下にWILDSWANSのHPから引用します。
マシュア社は1873年に創業したベジタブルタンニン鞣しを得意とするベルギーのタンナーです。ドイツやフランスが得意とする画一的なクローム鞣しと相反して公害の少ないタンニン鞣しを用いて革を鞣し、革本来の表情を活かす製法が特徴です。
サドルプルアップのサドルとは馬の鞍を指し、元々は馬具等に使用されていた為、この名前がついたと思われます。この皮革は、堅牢度、耐久性に非常に優れております。なおかつ通常の皮革よりも多めにオイルをしみ込ませてあるので柔軟性にも富んでおります。
プルアップとは、皮革を折り曲げたり、引っ張ったりした時にオイルが繊維内を移動して表面の色が変わる「プルアップ効果」が名前の由来です。 部位としては牛革の中でも平均的に厚めの成牛の肩(ショルダー)の部分を使っております。繊維密度が高くコシが非常に強いのが特徴で、透明感のある光沢は使い込むことで更に増し、徐々に馴染んで自分だけのものに変化していきます。
[出典:WILDSWANSのHP]
*太字のところは、このブログの管理者によるもの
このサドルプルアップは、WILDSWANSでの定番のレザーとなっており、ドラッカー以外にも様々なレザーアイテムに使用されています。
財布、名刺入れ、バッグ類や他のレザーを使用したレザーアイテムのライニングとして等、多くの製品に用いられています。それほど、サドルプルアップに対する信頼が厚く惚れ込んでいるということなのでしょう。
↑エイジングにより光沢が出ている。
購入理由
私がなぜドラッカーを購入しようと思ったかというと・・・
端的に言って、一目惚れ でした
だって、デザインが素晴らしすぎるんですもの(笑)
ちなみに、私が購入したのは、チョコの方になります。当初は、ブラックを見て一目惚れをしたため、そちらを買おうかと思ったのですが、私が現在所有しているバッグの中にブラウン系が無いことから、チョコの方を購入することにしました。
実際、手に取ってみて
まだ購入して数ヶ月ですし、しばらく使用していない期間があったため、実は数える程しか使っていません(苦笑)
しかし、その中で実際手に取り使用してみて思ったことを書きたいと思います。
私は、WILDSWANSのHPから購入したのですが、手元に届いた第一印象としては、思っていたより大きいな、というものでした。
また、バッグの両端が絞られている関係から、口が少し狭く、物の出し入れがしずらそうだなと感じました。
[出典:BAG Select Shop COOL CAT]
実際に使用してみると、初めのうちはやはり口が狭く感じたのですが、すぐに慣れて気にならなくなりました。もしそれでも気になるようであれば、左右の絞ってあるベルトを緩めるのがいいかもしれません。デザイン性は犠牲になりますが、利便性は向上すると思います。
革に関してもやはり堅く、薄く仕上げているとはいえ、一般的なバッグと比べて重量はあるように感じます。
ただ、使用していくうちに革自体は多少は伸びて柔らかくなっていくかとは思います。
容量に関しては、結構入る方だと思います。横幅もそうですが、深さが思ったよりあるので、iPadや書類など様々な物を入れることができます。
まとめ
数える程しか使っていませんが、私としては結構おススメです。
特にこのデザインを気に入ったのであれば、ぜひとも手に取って欲しいと思います。
また、堅牢さ、耐久性やエイジングを求める方にもおススメです。
デザインよりも軽さや利便性を求める人には少し不向きなのかなとは思うので、そのような人は、他のバッグをあたることをお勧めします。
私としては、今後ガンガン使い込んでいくつもりなので、いずれまたレビューしたいと思います。
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